最高ですね!クエン酸回路の理解を少しでも深められただけでも素晴らしすぎます! その先の「電子伝達系」これも知っておくとカロリー重視の食事やとにかく運動しまくろう!という考え方から進化できますので、是非学んでいきましょう! 途中の部分はザッとな感じでいいですし、最後の大事な部分だけ覚えてくださいねー!
さてその1で脂肪を燃やすには栄養と運動が必要、その2ではミトコンドリアの栄養のためにはビタミンB群、マグネシウム、鉄が必要とお伝えしました。
今回は電子伝達系のことを知ってみましょう!
ということがわかります。
クエン酸回路のための栄養摂取が大事とお伝えしましたが、クエン酸回路ではエネルギーは作られません。
なぜならばクエン酸回路はその次の電子伝達系という漢字だらけの場所に大量のエネルギーの元(電子)を運ぶことが役割だからです。
ミトコンドリアの膜は中と外で二重の膜になっていて中の膜に電子を運ぶ装置(タンパク質)があり、そこを電子伝達系と呼んでいます。
電子伝達系でエネルギーを合成することでお腹の贅肉が減っていってくれます。
逆に言えば電子伝達系でエネルギーが作られなければ贅肉は減ってくれないのです。
では電子伝達系には何が必要なのかを見てきましょう!
- 酸素
- 鉄
- タンパク質
クエン酸回路で大量に作られたNADH、FADH(Hを乗せたビタミンB2、B3のトラック)は電子伝達系に荷物(H)を手放します。
荷物はH+と電子(eー)に分けられます。
H+はミトコンドリアの中から膜と膜の間に移動させられて溜め込まれます。
電子は電子を運ぶ装置を移動していき最終的に酸素と水素とくっついて水になります。(電子が移動するためには酸素の存在がとても大切です。)
写真引用:生命系のための理工学基礎(https://rikei-jouhou.com/electron-transport-chain/)
電子が移動する力を利用して、荷物のH+はミトコンドリアの中から膜と膜の間に移動させられます。
このH+の膜と膜の間への移動、溜め込みがものすごく大事です。
溜め込まれたH+は電子伝達系の最終場所で一気にミトコンドリア内に移動します。
一気にです!
ナイアガラの滝のように猛烈な勢いでH+がミトコンドリア内に流れこみます。
この流れのエネルギーを利用してATP(エネルギー)が作られます。
水車で電気が作られるみたいなイメージでいいかなと。
ただ鉄と酸素がなければ電子伝達系で電子を運べません。
電子は鉄と酸素とくっつきたがるので、鉄と酸素がないと電子の移動が起きなくて、H+のミトコンドリア膜と膜の間への移動が起きなくて、滝行が行われなくてATP(エネルギー)が作られないのです。
だから私たちは呼吸をするんですね!
ミトコンドリアのために呼吸をしていると言っても過言ではありません笑
この呼吸も人によってはうまく行えていない人もいます…
酸素の吸い過ぎによってミトコンドリアに酸素が十分に行き届いてない場合があります。(意味不明かもしれませんがこれはこれでまた書きます。)
また鉄不足を起こしている人はATP(エネルギー)をうまく作れていない可能性が高いのです。
場合の脂肪燃焼ダイエットはうまくいきにくい…
せっかく汗水流して運動しても思ったほど脂肪(体重ではなく)が減らないのは呼吸のエラー、鉄不足を起こしていて脂肪からATP(エネルギー)が作られていないからかもしれないのです。
ですので
が、ガンガン運動することよりも優先的に必要になってきます。
「私、ヨガしたら痩せたんです!」
という人はもしかしたらヨガの呼吸法によって適切に酸素を供給できるようになったので脂肪がエネルギーに変わりやすくなったのかもしれません。
適切な呼吸が勝手にできるようになることが大切であり、ヨガをしたら痩せるということでは決してありません。
いかがでしたでしょうか?
電子伝達系のことを少しでも理解することで呼吸エクササイズの大切さ、鉄不足の改善が必要ということがなんとなくでもご理解いただけたらと思います。
なので、とりあえず息を吐ききることからしていきましょう!
本日もお読みいただきありがとうございました!
こちらも是非お読みください!
でも、クエン酸回路のことだけを考えていたらいいのですか?
その先の電子伝達系のことについても知っておいた方がダイエットは成功しやすいですか?