【リバウンドは嫌ですよね?】ダイエットはストレスを減らすことが秘訣

ダイエットストレス減らすこと ダイエット

こんにちは!パーソナルトレーナーの西川です。

本日はダイエットとストレスの関係についてお話します。

お悩み女性A

ダイエットしてるとどうしてもストレスがたまっちゃうんです…ストレス受けずに痩せる方法ってないの?

お悩み女性B

何言ってんの!そんなのあるわけないでしょ!ダイエットってどれだけストイックにできるかなんだよ!ストレスなんて当たり前!根性で乗り切るから成功するんじゃん!

お悩み女性A

やっぱそうなんかなー…でも私はそれだと続かないかもしれない…結局リバウンドしちゃわない?

お悩み女性B

うっ…確かにそうだけど…前に一回めっちゃストイックにやって痩せたんだよね。でもね肌が荒れたりなんか寝にくかったり、生理痛もひどくなったり体調は良くなかったんだよね…

お悩み女性A

ダイエットでストレス少なく体調を悪くしないでキレイな身体になることってできないのかな?

西川

安心してください!なれますよ!

ストレスを抱えながらのダイエットは大変ですよね💦体調まで壊してしまうとそもそも何のためにダイエットを始めたのかわからなくなってしまいますよね。

必要な知識を身につけ、ちゃんと自分の身体のことを知ればストレス少なくダイエットでき、中も外もキレイな身体になることができますよ!

ストレスを少なくすることで効率よく効果的にダイエットができます。そして中も外もキレイな身体になれます。

なぜならストレスが少ないことで細胞が元気に働きやすくなるからです!

過度なストレスは細胞の働きをジャマします。ダイエットの目的は体重減少だけでなく「なりたい自分になる」ことです。それが自分らしく生きることにつながり、自分らしく生きている人は輝いているはずです。細胞レベルで見れば確実に細胞は元気に働いています。過度なストレスが細胞の働きをジャマするならば少なくすることは自分らしく生きることにつながるのです。

あなたが心から望む姿「自分らしいカラダ」になりたいのであればストレス少なくダイエットすることが成功の道になります。

この記事を読むことで

この記事で得られること
  1. ストレス少ないダイエットがあなたの身体をキレイに変えてくれる理由
  2. ストレスがあなたのなりたい姿をジャマする理由
  3. ストレスを少なくするためにできること

を学ぶことができます。

是非この記事を読んでいただき「自分らしいカラダ」中も外もキレイな身体作りをしていただけたらと思います。

ではいきましょう!

ストレスが少ないダイエットでキレイになる理由

効果

ダイエットの時にストレスを減らすことで良いことが沢山あります。

例えば

ストレスを減らすと
  • あなたの身体の細胞が元気に働きやすくなる
  • 腸内環境が良くなり細胞の働きを助けてくれる
  • 過剰な食欲をコントロールしやすくなる
  • 太りにくくなる
  • モチベーションを維持しやすくなる
  • 自分の身体を大切にできる
  • リバウンドしにくくなる

これらのメリットを得ながらのダイエットは不要な脂肪が落ちるだけでなく、身体の内と外もキレイになり、自分らしいカラダで自分らしく生きていけることにつながると考えています。

なぜならば

長期間のストレスは
  • 交感神経が優位な時間が長くなる
  • 多くの栄養素を消費する
  • 腸内細菌のバランスの変化が起きる(有害菌の増加、有益菌の減少)
  • 慢性的な炎症につながる
  • 不安に陥りやすくなる
  • 消化吸収機能が低下して栄養素の不足が起きる

このようなことを身体の中で起こします。

これらは中も外もキレイな身体作りダイエットにおいては不要なものです。体脂肪を燃やしたくても思うように燃えてくれなくなります。そしてあなたの望む結果を得ることが難しく、あなたらしく生きることから遠ざかるのではないでしょうか?

私の体験談

私のお客様で仕事バリバリで週5回運動をしていても体重が思うように落ちない方がおられました。睡眠時間も平均5時間と短かったのと無理をしている実感もおありだったので、食事改善と睡眠時間を6時間にすること、運動は週2回に変更しました。

すると1カ月で体脂肪(体重ではなく)が約1kg減という結果に。たった1kgと思われるかもしれませんが活動量を減らして休息量を増やしたのに活動量が多い時よりも体脂肪が落ちているのです。

仕事のストレス、過剰な運動のストレス、睡眠不足のストレス、これらのストレスの量を減らすことでこの方の身体・細胞はしっかりと働けるようになったのだと思います。

Point
ストレスを減らすことは確実にあなたのダイエットを効果的にしてくれます。

体脂肪を減らすにはミトコンドリアがカギ

ミトコンドリア

不要な脂肪を減らしたいならミトコンドリアの数を増やし、働きを高めることが超重要です。

なぜなら、脂肪は細胞内にあるミトコンドリアの中に入り、クエン酸回路という環状線みたいな道を通ってエネルギーに変えられるからです。

脂肪100個をミトコンドリア1個と100個で燃やす場合、100個だと一瞬で燃やせます。ミトコンドリアの数が多いほど脂肪は燃えやすいのですが、ミトコンドリアの数が多くてもしっかりと働いていなければ役に立ちません。ミトコンドリアが働くためにはビタミン、ミネラル、アミノ酸が必要です。

運動や食事によってミトコンドリアの数を増やし、食事、休養、腸内環境の改善などによってミトコンドリアが働きやすくすることがダイエットには必須なのです。

Point
  1. 脂肪はミトコンドリアで燃やされる。
  2. 食事、運動などでミトコンドリアの数を増やす。
  3. 食事、休養、腸内環境の改善によってミトコンドリアの働きを高める。
  4. ストレスは栄養を消費しミトコンドリアの為の栄養を奪うのでストレスは少なく。

ミトコンドリアの為の栄養

クエン酸回路

ダイエットには大事な大事なミトコンドリアの働き。いろんな栄養素が必要ですが、まず欲しいのは『ビタミンB群』です。

なぜならミトコンドリア内でエネルギーを作る時に『ビタミンB群』が使われるからです。

小学校とかで習った覚えがあると思いますがミトコンドリア内でクエン酸回路というエネルギーを作り出す回路があります。ビタミンB群はこのクエン酸回路で使用されます。つまりビタミンB群の不足があるとミトコンドリアが働きにくく脂肪をエネルギーに変えにくくなるのです。

食事からの摂取は大切です。腸内細菌がビタミンB群を作ってくれるので腸内環境を整えることも大切です。運動をしっかりされている方、ストレスが多い方はそれだけでは不足する場合があるのでサプリメントの使用もありです。

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感想(0件)

私はビタミンBコンプレックスのサプリメントを使用しています。明らかな実感があるわけではないですし、プラセボかもしれませんがちゃんと摂取していないと疲労感はいつもよりもあるように感じます。運動ガンガンしている人や、疲労が溜まっている人、ストレスの多い人は使用してみる価値はあるかもです。

ビタミンBは複数存在し、単体での摂取より複合的に摂取する方が良いとされています。ですのでビタミンB群(コンプレックス)と言っています。

B6、B12、葉酸はフォーム(形態)が大事です。B6はP5P(ピリドキサールー5ーリン酸)、B12はメチルコバラミン、ハイドロシキコバラミン、葉酸はフォレート、フォリックアシドのフォームでの摂取をおすすめします。その他のフォームでの摂取だとせっかく摂ってもうまく活用できないという場合もありますので。

Point
  1. ミトコンドリアが働くためにはビタミンB群が必要
  2. ビタミンB群は食事からの摂取、腸内細菌の合成が大事
  3. 疲労、ストレスが多い、運動をしている人はサプリメントの使用もあり

腸内環境の改善はダイエットの近道

腸内細菌

腸内細菌のバランスを良くすればダイエットはかなり成功しやすくなります。

なぜなら、腸内環境が良くなれば栄養素の吸収がちゃんと行われます。また腸内細菌に多様性があると太りにくくなります。腸内細菌が食物繊維を分解し短鎖脂肪酸を作り食欲抑制ホルモンの分泌を亢進させます。(Zaibi 2010)

栄養素の吸収は多くは腸で行われます。腸の粘膜が正常に働くことで栄養素は吸収されます。腸には約1000種1000兆個の腸内細菌がいると言われ、細菌の多様性が失われる(偏りが出る)ことで肥満につながると言われています。(入江、伊藤、2015)
腸内細菌は人が消化できない食物繊維を分解してくれ分解産物が腸の細胞に働くことで様々な作用が起こり、その中で満腹ホルモンのレプチンの分泌を亢進し食欲を抑えてくれる働きがあります。

「栄養素がちゃんと吸収されること」「太りにくい腸内細菌のバランス」「食欲をコントロールできること」は確実にダイエットを成功しやすくさせます。だからカロリーを減らしたりするより腸内環境を整える方がダイエットの近道なのですね!またリバウンドをしてしまうという人はもしかしたら体重は減ったけど腸内細菌のバランスは変わらなかったからという理由が考えられるかもしれません。

腸内環境を整えることで
  1. 腸粘膜が正常に働き栄養素がちゃんと吸収される
  2. 腸内細菌の多様性が保たれ太りにくくなる
  3. 腸内細菌の代謝産物によって食欲が抑えられやすくなる

つまり、ダイエットに成功しやすくなる。リバウンドがしにくくなる

ストレスがあなたのなりたい姿をジャマする理由

なぜストレスを抱えながらのダイエットは良くないのでしょうか?

しんどいことをするほど結果は出やすそうだからストレスって「ないといけないもの」って思っちゃいますよね?

このブロックを読むとストレスって少ない方が良いんやんって思えますよ!

ストレスって何?

何?

そもそもストレスとは何なのでしょうか?

 生体に作用する外からの刺激(ストレッサー)に対して生じる非特異的反応の総称である(Hans Selye)

明確な定義はないそうですが一応このように定義されています。

刺激(ストレッサー)
  1. 化学的ストレス:栄養、酸素、薬物など
  2. 心理的ストレス:人間関係、不安など
  3. 生理的ストレス:感染、障害、炎症など
  4. 物理的ストレス:騒音、気温など

の4つに分けられます。

「非特異的反応」とは特異的反応(特定の反応)の非(あらず)なので、特定の反応ではなく様々な反応のことを言うと思います。

つまり刺激(ストレッサー)によって生じる様々な反応のことをストレスと呼びます。

避けるべきストレス

避ける

ストレスは必要ですが避けるべきストレスがあります。

避けるべきストレス
  1. 悪いストレス
  2. 長期的なストレス

この2つはなるべく減らしたいです。

なぜなら悪いストレスは基本的には細胞の働きをジャマし、特定のストレスを受け続けること(長期的なストレス)は何かしらの身体の問題を招きます。特にダイエットにおいて長期的なストレスは習慣の改善を難しくしますが、身体的な面においても継続できる身体の状態ではなくなるのでリバウンドしやすくなります。

悪いストレスとは睡眠不足、有害物質、過食、飢餓、失敗など。運動や仕事、紫外線、酸素、ノルマなどは継続的に受けてると身体に悪影響を及ぼします。これらのストレスを受けると身体がどのような反応を起こすかは後程ご説明しますが、細胞が元気に働けない状態を作ってしまいます。

ストレスは本人の受け取り方で反応はかわります。悪いストレスは少量であれば問題を起こしません。ですが同じ量でも人によって多い少ないは違います。また本人がそのストレスに対してどのように受け取っているかでストレスの度合いは変わると思います。長期的なストレスに対しても同じです。何をもって長期かというと、その人の身体の状態次第かと思います。ストレスに対応できる状態ならある程度長期的にストレスを受けても問題は出にくいと思います。

例えば、有害物質は解毒機能がしっかりと働いている人と働いていない人では身体への影響は違います。失敗はストレスですがその失敗を「次にどのように活かすか?」「自分はダメなんだ」「まぁいいや」などどのようにとらえるかで身体の反応は変わります。筋トレ初心者は週3回の筋トレは過剰なストレスになるかもしれませんが筋トレ熟練者は週3回では適度すぎるストレスかもしれません。

細胞が元気に働くことがダイエットでは大切ですので悪いストレス、長期的なストレスは減らしていきたいですね!

Point
  1. 細胞が元気に働くために・悪いストレス・長期的なストレスは減らしたい
  2. ストレスは量と本人の受け取り方によって身体への影響は変わる

ストレスを受けた時の身体の反応

逃走

ストレスを受けると身体は「戦うぞ!」または「逃げるぞ!」という反応を起こします。

どういうことかというと、これから戦ったり逃げたりするときには動く準備が必要ですよね。動く準備のために心拍数は上がり、呼吸の数は上がり、血糖値を上げ全身にエネルギーを送れる状態にし、気管支を広げ酸素を大量に取り込めるようにしたりします。

ここには自律神経ホルモンが関係します

交感神経という神経を介して副腎髄質(腎臓の上にあるチョボ)に働きかけアドレナリンという物質を出します。

ストレスで脳の視床下部から下垂体、下垂体から副腎皮質へとそれぞれのホルモンが分泌されます。最後の副腎皮質からコルチゾールというホルモンが分泌されます。

このアドレナリン、コルチゾールは似たような作用を起こし「戦うぞ!」「逃げるぞ!」の状態を起こします。

これがストレスを受けた時の身体の反応です。

アドレナリン
・心筋収縮・心、肝、骨格筋の血管拡張・ヒフ、粘膜の血管収縮・消化管運動低下・気管支拡張・瞳孔散大・痛覚のマヒ・呼吸数増加・血中遊離脂肪酸増加・血糖値上昇
コルチゾール
・血糖値上昇・抗炎症・抗アレルギー・糖質、脂質、たんぱく質代謝の調節・血圧上昇・免疫抑制

ストレスは栄養を大量に消費する

消費

ストレスによって大量の栄養素を消費してしまいます。

ストレスによって消費される栄養素

・マグネシウム・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンA・たんぱく質・ビタミンEなど

なぜならストレスに対応するために多くのエネルギーが必要でその時に多くの栄養素が使われるからです。

ストレスを受けると代謝が上がります。

「え?じゃ良いやん!脂肪減ってくれるし!」

その通りです!ですがその脂肪はエネルギーとして使わないと減ってくれません…だから運動が必要なんですね!運動もストレスです。運動のストレスで脂肪が分解され動くことで脂肪をエネルギーとして使うんです!

それはさておき、代謝が上がると身体の化学反応が進みます。エネルギーを作る為にビタミン・ミネラル・酸素が使われ、同時に活性酸素が生まれます。活性酸素を処理するために抗酸化物質(ビタミン・タンパク質など)が使われ、活性酸素が細胞を壊せば修復にタンパク質などを必要とします。また反応を起こすためにホルモンが分泌されます。ホルモンはタンパク質・脂質を材料にします。ホルモンが活発に働く時はビタミン・ミネラルがサポートしてくれます。

このように代謝が上がると多くの栄養素が使われるのです。栄養が足りていれば大きな問題はありませんが不足していればエネルギーが作れなかったり、修復ができなかったり、ホルモンがうまく働かなかったりします。となれば簡単に言うと身体はボロボロになっていきます。ダイエットどころではなくなりますよね。

Point
  1. ストレスは代謝を上げ多くの栄養素(マグネシウム・ビタミンB群・ビタミンC・タンパク質・ビタミンA・ビタミンEなど)を消耗する
  2. 質的な栄養不足の場合、ストレスに対応できなくなる
  3. 中と外がキレイな身体作りはストレスを少なくし栄養素が足りる状態を作る

ストレスは腸内環境を悪くする

環境問題

ストレスは腸内環境を悪くし太りやすい、痩せにくい身体を作ってしまいます。

なぜなら、腸内細菌のバランスが変わることで身体に良い反応や悪い反応を起こすからです。

  • 脂肪の多い食事によって腸内細菌のバランスが変わり肥満を促進します。(Bridgewater 2017)(マウスでの実験なので人でも同じとは言いきれませんが)
  • 腸内細菌が出す物質がインスリンの効きを悪くし太りやすくするかもしれません。肥満者では腸内細菌の多様性が失われています。(入江,伊藤,2015)
  • 腸内環境が良いと栄養素の吸収がちゃんと行われますし、腸内細菌が出してくれる短鎖脂肪酸というものが腸のエネルギーになったり、脂肪を燃やす働きの助けをしてくれたりします。

つまり先ほどもお伝えしたようにダイエットを考える場合はあなたの腸内細菌のことも考えてあげたいわけです。

人の細胞の数は37兆個と言われています。腸内細菌の数は1000兆個です。自分の細胞の数より腸内細菌の数の方が多いんです。びっくりですよね!あなたの細胞の働きはあなたの腸内細菌の影響をもろに受けているでしょう。それを考えると腸内細菌のバランスを考えずにダイエットを行うことは良いことと言えるでしょうか?私はそうは思わないのでダイエットの時には腸内細菌のことを考えますし、腸内細菌の為にもストレスは減らすべきだと考えています。

Point
  1. ストレスによって腸内細菌のバランスが変わる。
  2. バランスが変わることで太りやすくなる。
  3. 腸内細菌のバランスを良くすることで運動によって脂肪が燃えやすくなる。
  4. 腸内細菌の数は人の細胞よりもはるかに多いので細菌達には優しくしてあげる。

その反応は悪いのか?

オンオフ

ストレスに対する反応は何も悪くないのですが

  • 反応がずっと続くこと
  • その反応を出さなくてもいい時にも出てしまうこと

が問題になります。

なぜなら反応が続いたり、落ち着いてよい場でも反応していると身体は消耗してしまうからです。

心拍数がずっと高ければ血圧も高くなり心臓、血管には負担をかけますよね。寝る時にまで心臓がドキドキしてたら全然寝られないですよね。(遠足の前の夜みたいに。ちょっとちがうかも)

現代社会では様々なストレスを受けて常に交感神経、副腎が頑張っている状態の人が多いです。人間関係、仕事、空気、水、食べ物、運動不足、睡眠、機械など悪いストレスとなる要因は周りに沢山あります。長時間交感神経が頑張っている状態が何年も続けば副交感神経が働きにくくなるかもしれません。オンとオフの切り替えが難しい身体になるかもしれません。

常に頑張っている状態が続けばカラダには確実に問題が出ます。明らかにわかる問題から目に見えない問題まで様々です。問題が起これば細胞が元気に働くことは難しくなります。だからこそストレスは少なくしていきましょう!

Point
  • ストレスは悪いものではない
  • ストレス反応が続くこと、出なくてもいい時にまで出ていることが問題
  • オンとオフの切り替えができるように

ダイエットの時に受けやすいストレス

ストレス

ではダイエットの時に受けやすいストレスを見ていきましょう。現在ダイエットされている方はいくつチェックが入るか見てください。

ダイエットの時に受けやすいストレス
  • 運動が嫌いだけどしなければいけないと思っている
  • 食べたいものが食べられない(甘いもの、脂っこいもの、お酒など)
  • 野菜ばかりで飽きてくる
  • 外食ができない、食事に飽きる
  • カロリー計算がめんどくさい
  • 「これを食べると太るかな?」と考えてしまう
  • 食事が楽しくなくなる
  • 体重が少しでも増えると嫌になる
  • ダイエットしていることを周りに知られたくない
  • 頑張ってるのに思うように体重が減らない
  • せっかく体重減っても生理で元に戻ってしまう

いかがでしょうか?この他にも個人的なストレスはあると思います。

このようなストレスが何日、何カ月も続けばあなたのカラダは消耗してしまいます。その上、仕事や人間関係、睡眠不足などのストレスがあればさらに消耗するでしょう。

身体が消耗すれば中も外もキレイな身体作りは難しくなります。まずはご自身がダイエットでどのようなストレスを抱えているかを知りましょう。そしてどうすればそのストレスがより少なくなるかをお近くのパーソナルトレーナーにご相談してください。

Point

ダイエット時には多くのストレスを受けやすいです。それが長期間に及ぶことでカラダは消耗しダイエットどころではなくなります。まずはご自身のストレスを知り、解決方法をパーソナルトレーナーと相談して下さい。

ストレスを減らす6つのポイント

ポイント

より個別なストレスの減少方法はお近くのパーソナルトレーナーに頼っていただくとして、ここでは減らすためのポイントをお伝えします。

ストレスを減らす6つのポイント
  1. 完璧を求めない。7割でOK!
  2. 環境を整える
  3. 自分の身体を理解する
  4. 正しい知識を身につける
  5. 栄養・運動・休養によって身体の状態を変える
  6. 変えられないもの・変えられるものを見極める

ストレスをより少なくしていく為の具体的な方法はいくつもあると思います。具体的な方法を行う時にこの6つのポイントを意識して行うとより効率よくストレスが減らせると思います。

例えば

甘いもの欲をどうにかしたい場合

身体の中で効率よくエネルギーが作られていない(自分の身体の理解)

エネルギーを作る為にはミトコンドリアが元気に働く必要がある(正しい知識)

ミトコンドリアの為にビタミンB群・タンパク質・マグネシウム・ビタミンCなどが必要

食事は具沢山味噌汁(わかめ、玉ねぎ多め)、米、豚肉、果物などをしっかり食べる

このような食事を毎食ではなく21食の内15食(7割)ほどできたらOKとする

このような食事ができるように自炊できる時間が取れるように考えてみる(変えられるもの?)

難しいなら近場でこのような食事ができるお店を探す(環境を整える)

仕事で夜は自炊できない場合、最低限出来る食事を考え他はサプリメントで補う(変えられるもの)

ミトコンドリアを増やすような運動、酸素がしっかりと取り込めるような運動を取り入れる(身体の状態を変える)

こんな感じはいかがでしょうか?

できるかどうか、というよりも自分ならどんな風にやれるかを見つけることが大事です。

では、6つのポイントについて詳しくお伝えします。

完璧を求めない、7割でOK

解放

完璧を求めてしまうと継続が難しくなります。

一度守れなかったときに『自分にはやっぱりできない』と思ってしまったり、『やらなければならない』と思いすぎてストレスになってしまうからです。

ダイエットにおいて身体を変えるには継続が大切です。習慣が変わることが必要です。その時限りのことをするのはありですが習慣が変わらなければあなたが本当に望む結果は得られないと思います。ネガティブな感情を持ちながらだとモチベーションが続きにくいですしね。

Point
大切なのは継続・習慣化です。ですので「7割くらいできたらいいや~」の感覚でやる方がストレスも少なく、自分を否定しすぎることもなく続けやすくて良いのではと思っています

環境を整える

ダイエットの時に行った方が良いこと、行わない方が良いことがあるのなら、それを行いやすい環境を作ることをしましょう。

根性ややる気も大事ですが環境が整うことで自然とやる気や根性は出てきます。

「家では運動できないけどジムではやれる」という人は結構います。甘いものを止められない人は「家にあるから食べてしまう」という人もいます。誘惑に負ける環境にいるならば誘惑に負けやすいです。これは仕方ないものです。なので誘惑に負けにくい環境を整えることが必要です。

私は家ではトレーニングのやる気が出ないので必ずジムで行います。お酒は好きですが家で飲むよりもお店で飲むほうがおいしく感じられるので家には置かずにお店に行ったときにがっつり飲むようにしています。

環境の整え方は千差万別です。あなたに合った環境の整え方を考えてみてください。

Point
ダイエットを成功させやすい環境を整える。環境を整える時にも7割整える感じで行うと結構やれるかもしれません

自分の身体を理解する

身体への理解

あなたがなりたいあなたらしい姿があるのならまずは自分の身体への理解を深めましょう。

なぜならゴールに到達するためには出発地点が明確でなければなりません。出発地点とは現在のあなたの身体の状態です。出発地点が不明確だとゴールへどの道を通ればいいかがわからなくなります。

ダイエットにおいても同じです。体重を落とすというゴールに対して何キロ落とせばいいのか、食事をどのように変えていけばいいのか、運動はどんな運動から入ると安全なのか、などはあなたの現在の身体の状態を知らなければ具体的な方法を出すことができません。

あなたが今、どんな生活を送っていて、体調はどうで、食習慣はどんなで、運動能力はどんな感じで、どういったことがまずは必要で、それに対してどのようにアプローチする方があなたに適していて…などがわかってくるとゴールへかなりたどり着きやすくなります。

Point
現在の身体の状態、生活習慣を知ることであなたに合ったダイエットのアプローチ方が見えてきます。

まずは今のあなたのの身体を理解しましょう!

正しい知識を身につける

知識

正しい知識を身につけることで効率よく目標達成がしやすくなります。

ゴールに到達するためには通る道をしならければ到達できませんよね。変なおじさんに道を聞いて「あー、京都駅はそこの道をドカーンとまっすぐ行けば着くわ!」と間違ったわけのわからん道を教わっても迷うだけです。正しい道を教わるのでゴールに近づきますし、途中で迷っても修正がききます。正しい道が正しい知識です。

今はダイエット情報にあふれかえっていますね。どの方法があなたに合っているかわかりますか?方法を知ることは大事ですが、まずはご自身の身体の状態(出発地点)を知ってください。そこに正しい知識を身につければゴールへの道が明確に見えてきます。1つだけでなくいくつかの道が見えてきます。その中でどの道が通りやすいかを選択してください。そうすれば確実にゴールには近づきますよ。

Point
ゴールへの正しい道を知りましょう。情報にあふれた世界であなたにとって間違った道を選ぶことは避けましょう。正しい知識を身につけることが正しい道を選択することにつながります。

栄養・運動・休養によって身体の状態を変える

修理

身体の状態が変わればストレスに対抗する力は変わります。身体の状態を変えるのは「栄養」「運動」「休養」の3つです。

なぜなら栄養によってストレスに対抗するホルモンが出て、運動によって過剰は交感神経の働きを抑えられます。休養によって身体が力が回復しストレスを軽減させることができるからです。

栄養状態が悪ければ脂肪がつきやすくなったり、感情がコントロールしにくくなったりします。運動不足や過剰な運動は酸素の適切な取り込みをジャマし脳の働きも邪魔します。寝不足は食欲を抑えることを難しくさせます。脳がちゃんと働かず感情や食欲をコントロールできない身体の状態の時にあーだこーだ言われてもなかなか実行することはできません。体脂肪を落とす前に身体の状態を変えることが必要かもしれません。

Point
身体の状態は「栄養」「運動」「休養」によって変わります。身体の状態を変えることでストレスに負けにくくなり、また体脂肪が落ちやすい身体にもなります。体脂肪が落ちやすくなった時により最適な「栄養」「運動」を行えば効率よく中も外もキレイな身体になれます。

変えられないもの・変えられるものを見極める

あなたの生活環境の中であなたが変えられるものだけを変えていけばストレス少なく目標達成ができます。

変えられないものを変えようとすると全然変わらずストレスしか溜まりません。そんな状態でダイエットは成功するでしょうか?

  • 仕事が忙しい時に無理に運動時間を入れて実行できますか?継続できますか?
  • バランスの良い食事が必要と知っていきなりその食事にして迷惑がかかる人はいませんか?
  • 身体の栄養状態が整っていない時にお菓子を0にしようとしても確実に反動が出ますよ。
  • 会社のストレスが大きいからと言って会社を急に辞めることはできませんよね。

何かを決心することは素晴らしいことですが実際に行動に起こせなかったり、失敗しやすかったら自分を否定することにつながり次からの行動を起こせなくなるかもしれません。

Point
あなた自身の行動によって変えられることを見つけてください。その中で実行しやすいものから変えましょう。そして変えてみてどうなのか?継続できそうなのかを考えてください。大きく変えるのではなく少しずつでいいので変えていけばやがて大きな変化につながります。

まとめ

ここまでお読みいただいていかがでしたでしょうか?

長期間のストレスがどれだけあなたのダイエットのジャマをしているかがわかりましたか?

長期間のストレスは
  1. 多くの栄養素(特にマグネシウム・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンA・ビタミンE・タンパク質)を消費し細胞が元気に働けない状態にしてしまう
  2. 交感神経を過剰に優位にし炎症を招いたり消化吸収機能を低下させる
  3. 腸内細菌のバランスを悪くしてしまい炎症を招き、食欲がおさまりにくい状態にする

→これらの結果、脂肪を燃やしにくく、脂肪をつけやすい身体にしてしまう

今回の記事でストレスを少なくすることで自分の身体を大切にしながらキレイな身体を手に入れられる理由も知っていただけたと思います。

ストレス少なくダイエットを行うことで
  1. あなたの身体の細胞が元気に働きやすくなる
  2. 腸内環境が良くなり細胞の働きを助けてくれる
  3. 過剰な食欲をコントロールしやすくなる
  4. 炎症をコントロールできる
  5. モチベーションを維持しやすくなる
  6. 自分の身体を大切にできる

→これらの結果、体脂肪がエネルギーとして使われやすく、脂肪をつけにくい身体になり、リバウンドの可能性を減らしてくれます。つまりキレイな身体を作りやすくなります!

ストレスの影響を知ると長期間のダイエットを行う場合、リバウンドをしたくないダイエットを行う場合は頑張りすぎないことが良いことがわかりますね!

そして

ストレスを減らすために
  1. 完璧を求めない。7割でOK!
  2. 環境を整える
  3. 自分の身体を理解する
  4. 正しい知識を身につける
  5. 栄養・運動・休養によって身体の状態を変える
  6. 変えられないもの・変えられるものを見極める

この6つをなんとなーく意識すればあなたの身体を大切にしながらあなたらしいやり方で中も外もキレイな身体作りができると思います。

外見を良くすることは素晴らしいと思います。中身が大事とは言いますがやはり人は見た目で判断をします。ですが外見は必ず中身の影響を大きく反映します。

肌の艶を作るのは化粧水ではなくあなたが食べたものが処理された結果です。優しい心は心の持ちようだけでなく脳の働き、ホルモンの合成によるものでもあります。

つまりあなたの身体の中がどのように働いているかで外に現れるものが変わるということです。

これが正解というものはなく、あなたらしいカラダ、あなたらしい生き方で人生を楽しみたいのならあなたらしい栄養摂取の仕方が必要なんだと思います。

 

今回も長文お読みいただきありがとうございました。

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参考文献

Zaibi MS, Stocker CJ, O’Dowd J, et al. Roles of GPR41 and GPR43 in leptin secretory responses of murine adipocytes to short chain fatty acids. FEBS Lett. 2010;584(11):2381-2386. doi:10.1016/j.febslet.2010.04.027
入江潤一郎.伊藤裕(2015)『腸内細菌叢と肥満症』日内会誌 104:703~709,
Gonzalez MJ, Miranda-Massari JR. Diet and stress. Psychiatr Clin North Am. 2014;37(4):579-589. doi:10.1016/j.psc.2014.08.004
Bridgewater, L.C., Zhang, C., Wu, Y. et al. Gender-based differences in host behavior and gut microbiota composition in response to high fat diet and stress in a mouse model. Sci Rep 7, 10776 (2017). https://doi.org/10.1038/s41598-017-11069-4安藤郎編「別冊・医学のあゆみ 腸内細菌と臨床医学』医歯薬出版株式会社、2018年